工務部 山本 尚人  

仕事の内容

土木作業とは、基本的に「壊す、運ぶ、作る」という工程の作業になります。

 工事によってさまざまな機械や工法を使い分け、図面に描かれた構造物を実際に手作業、あるいは重機を使って製作していく仕事です。現場によっても違いがありますが、力仕事が中心ですので、非常に体力が必要な仕事です。ダンプやバックホウ等の重機に乗って作業することもありますし、誘導員の代わりに交通整理をすることもあります。

現場は外ですので、季節や天気の影響を受けやすく、夏は暑さ、冬は寒さ、雨や雪の対策、体調管理を自分自身でしなければなりません。

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運 ぶ
作 る
​完 成

工事現場では、不安定な足場で大きな重機が往来しますので、常に安全面の管理が求められます。作業員の命が第一優先なので、危険な行為があれば、当然上司の厳しい声が飛ぶことになります。周辺の住民や通行する人や車が、事故に巻き込まれないように、常に周囲に向けても安全管理を行っています。

ここまでの説明で、まさに3Kであることは間違いありません。ただ、この仕事の魅力は形として後世に残っていくということです。いくら商品を製造しても、消費されてしまえば10年・20年後に残っているものは少ないですが、土木の構造物は長く残ります。道路、橋、海岸、河川。人が、毎日安全に生活していくために必要不可欠であり、豊かな暮らしを維持していくためには、今後もなくなることはありません。 

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工事は公共工事が中心ですので、大規模な工事であれば何年もかけ、多くの協力会社と最新の技術を使用し、佐渡の景色を一変させることもあります。まさに地図に残る仕事です。スケールの大きな仕事に携わった、というやりがいを感じることができます。

逆に小さな仕事であれば、地域の人の「困っている」問題をすぐに解決することができます。直接感謝の声をもらうこともあり、自分の仕事の重みを実感することができます。

将来の目標

 普段は現場作業で、重機を使い、土を掘ったり、ダンプで運んだり、構造物が規定の寸法に仕上がっているか、確認しながら作業しています。H30年に「ニ級建設機械施工技士」を取得し、工事の主任技術者として、現場を取りまとめる仕事も増えてきました。 

実際に役所の方が現場を訪れた際には、現場の責任者として対応することもあるので、自分の知識不足を痛感することもあります。

学生時代は勉強が嫌いで、机に向かう事がほとんどなかった私ですが、現在は「二級施工管理技士」の資格取得を目指しています。仕事から帰って資格の勉強するのは、結構難しい作業です。ですが、私も他の先輩と同じように、「現場を任されるようになりたい」という思いから、必死に勉強しています。将来は、「いい仕事してるね!」と言われるような、技術者になりたいと思っています。

学生へのメッセージ

 土木の構造物は、一人ではできません。多くの人が関わり、協力して作り上げていく仕事です。会社の先輩方には色々な個性を持った方がいますが、同じ仲間として互いに助け合い、厳しい現場で、チームとして仕事をしています。同じチームで一緒にいい仕事をしませんか?

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新卒採用での入社後、研修からキャリア形成についてご紹介します

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